杜子春

Source text: 青空文庫 Pitch accent analysis: akusento parser
Legend
Atamadaka
Heiban
Nakadaka
Odaka
Kifuku
Accent drop
Devoiced
Rules applied
* Patterns are assigned based on the lexical pitch accent.
Rendered chapter

日暮ひぐれ

みやこ洛陽よう西にしぼんいる一人若者わかものあり

若者わかもの子春しゅんいっもと金持かね息子財産いさんそのくらくらいわれ身分ぶん

しろその洛陽よう天下んかならものの繁昌んじょうみやこから往来おうらいっきりくるまいっぱいあたいるあぶらうな夕日ゆうひかり老人ろうじんしゃ帽子ぼうし土耳古るこおんなかね耳環みみわ白馬しろうまかざ色糸いろいと手綱たづなえず容子ようすまるでうな

子春しゅん相変あいかわらずかべぼんかりらうらかすみまるでつめほどうか

そのうえくれるとこなさ――こんないるくらいいっがわしまっない

子春しゅんからこんなりとめおもいめぐ

するからやっ突然とつぜん片目かためすがめ老人ろうじんありそれ夕日ゆうひきなじっと子春しゅんかおがら

まえかん横柄うへいかけ

わたしわたし今夜んやとこかん

老人ろうじんたずきゅうから子春しゅんさすがにわず正直しょう

それ可哀かわい

老人ろうじん何事なにごとかんいるやがて往来おうらいいる夕日ゆうひさしがら

おれおしこの夕日ゆうひまえたらそのあたあたとこ夜中よなっとくるまいっぱい黄金おうごんまっいるはずから

ほんとう

子春しゅんおどとこ不思議しぎあの老人ろうじんたりそれらかたちあたそのかわりもやすない往来おうらい人通とどお蝙蝠うもりじゅう3匹んびらひら